明るい間仕切り扉で開放感ある間取りを実現。築35年のマンションリノベーション

賃貸マンション1棟オーナー様からのご依頼です。空室になったタイミングでリノベーションを行い、家賃アップを図りたいとのこと。オーナー様からは、給水給湯管を含め古くなった設備の更新と、床の軋みを無くし、細かく仕切られた間取りを広く使えるように、とのご要望をいただきました。

DATA

  • 所在地:東京都K区
  • 種別:マンション(賃貸)
  • 構造:RC(鉄筋コンクリート)
  • 築年数:1990年4月 (築34年)
  • 対象面積:43.4㎡
  • 間取り:2DK→2DK(1LDK)
  • 工期:2か月
  • 費用:

間取り

リノベーションのポイント

鉄管で錆が目立ってきた給水・給湯管を全更新するのに合わせて、下地構成材から床をすべて張替えました。床下地からすべて張り替えたことで、一段高くなっていた和室や洗面脱衣室との段差も解消し、フルフラットになりました。
和室だった部屋は洋室化し、DKとの仕切り壁を撤去、広いLDK空間としても使えるようにしました。ここには透け感のある間仕切り引き戸を設置することで、引き戸を閉めた時もDK側が暗くならないようになります。


床下地からすべて張替え。和室だった部屋はシームレスな洋室になりました。

20cmほど高くなっていた洗面脱衣室との段差も解消。

DKと和室を隔てていた壁を撤去してタチカワブラインドさんの間仕切りドア「プレイススウィング」を設置しました。

全面採光窓で閉めても圧迫感がありません。

また、押入れを撤去して和室だった部屋と4畳半洋室の間仕切り壁を移動して、それぞれの部屋にクローゼットを設置。狭かった洋室も広くすることができました。


収納のなかった洋室に天井までのクローゼットを設置。隣のスペースには可動式の棚。

和室だった部屋も押入れに代えてクローゼット。窓辺にワークスペースを確保しました。

キッチンやユニットバス、洗面やトイレ等の水回り設備も一新しました。旧式のブロックキッチンをビルトインコンロのシステムキッチンに入れ替え。すっきりと清潔な印象で掃除もしやすくなりました。
トイレは今後のメンテナンスを考慮してウォシュレットの交換がしやすい分離式を選択しています。

照明は全室にLEDダウンライトを設置。引っ掛けシーリングも併設して、入居者が好みの明るさにできるようにしました。
玄関ホールには窓の形に合わせた大容量のシューズボックス。大型ミラーも取り付け、お出かけの際の身だしなみチェックがしやすくなります。


ユーティリティーを含む全部屋にLEDダウンライトを設置。

窓の配置に合わせてシューズボックスを取り付けました。

リノベーションの効果

こちらの建物で初めてリノベーションを実施されたオーナー様。施工前と施工後のギャップに驚かれるとともに大変喜んでいただけました。
当初の狙いだった家賃は1.4倍にされたましたが、すぐに入居が決まったとのことです。